おすすめ一問一答問題集まとめ
スキマ時間の学習に最適な一問一答問題集。大手スクールや出版社を中心に発売されています。
忙しい社会人受験生の方におすすめ
伊藤塾の行政書士一問一答800
伊藤塾行政書士講座による一問一答問題集です。
一問一答問題集というと、過去の出題を肢別に一問一答形式にする書籍が多いところ、本書は伊藤塾オリジナルの新作問題も収録しています。
オリジナル問題なので、実力確認にも最適です
また伊藤塾行政書士講座では、「書籍特設ページ」を用意しています。この特設ページでは、「平成18年から25年度までの行政書士試験の問題および解説」の無料ダウンロードサービスなど、魅力的なコンテンツを用意しています。
▲新試験制度となった平成18年から数年分の過去問と解答解説を無料公開している(画像は伊藤塾、書籍特設ページから)
「伊藤塾の行政書士一問一答800」ですが、2分冊になっています。
- 過去問+オリジナル合計800肢
- 短時間で読めるコンパクトな解説
- 重要度の表示で、効率的な学習が可能
伊藤塾 1分マスター行政書士
横断的にテーマを決め、「1項目1分で読める」テキストです。
正確には一問一答問題集ではありませんが、短時間で学習できる点は共通です。
重要用語・重要判例編
重要用語および判例200を扱っています。判例の場合だと、「事案」「争点」「結論」「ポイント解説」が1ページに収録されています。
それぞれの内容もコンパクトな表現になっており、確かに1分前後で読める感じです。
なお判例を深く理解するならば、本格的な判例集を読まれるといいでしょう。本書はどちらかというと知識確認型です。
重要条文編
こちらも「1項目1分」をコンセプトに作られた書籍です。条文のマスターを目的としており、穴埋めになっています。
憲法の統治分野など、条文知識がそのまま問われる出題も少なくありません。このような条文知識(というか条文中の重要キーワード)のマスターにおすすめです。
また解答の後には、伊藤塾による解説があり、重要部分は赤字になっています。赤シートをかぶせると、「解説部分も穴埋め問題に早変わり」。よく考えられています。
条文知識をしっかりしておくことで、択一式はもちろんのこと、多くの受験生が苦手としている40字記述式問題においても、得点の源となる重要キーワードが自然に出てくるようになります。この点からも条文知識の重要性がお分かりになると思います。
結局、「条文を制する者、試験を制する」と言っても良いぐらいです。
【TAC出版】みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集
TAC出版による一問一答問題集です。TACならではの工夫がされています。
- 過去問を重要度などで再編集
行政書士試験では過去問学習が大切です。もっとも再現性のない肢もあります。
そこで本書では「重要度」や「体系別」など再編集して、一問一答問題集に仕上げました。重要肢をメインに学習できると思います。
- 問題文の重要部分には下線
解説の重要部分には下線がひかれることが多いですが、本書ならではの点として、問題文の重要個所に下線が引いてあります。
したがって漠然と問題文を検討する必要がなく、ピンポイントに正誤を判断すべきポイントが分かります。
- 間違い個所を明示した解説
間違った肢には、「どこが、どう間違っているのか?」を明確に表示しています。根拠を掲載しているので、すっきり理解できるでしょう。
- 学習効率を上げるアイコン群
肢ごとに「覚える」「理解」「ひっかけ」「比較」などアイコンを表示しています。どのタイプの問題なのか意識することで、理解度・定着率の改善に役立ちます。
【Wセミナー】合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック
こちらはWセミナー(TAC出版)による一問一答問題集です。上の「みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集」と同じ問題集ですが、次のような違いがあります。
「みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集」→過去問を再編集
「合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック」→オリジナル問題が中心
したがって、「過去問の答えを覚えてしまった」「オリジナル問題で実力を確認したい」、そんな受験生の方におすすめです。
しかも1000問収録というボリュームです
ユーキャンの行政書士 これだけ!一問一答集
通信講座のユーキャンによる一問一答問題集です。収録数が1000問というボリュームです。
- 2色刷りで重要部分は赤シートで隠せる
- 図表で整理する「要点まとめ」
- 全問に重要度表示
タイトルの「これだけ」にユーキャンの自信を感じます
一問一答問題集のメリットとデメリット
ここで一問一答問題集のメリットとデメリットについて整理しておきましょう。正しい使い方次第で成績が伸びる一方、間違った使い方では実力がつかないことがあります。
- スキマ時間で学習ができる
- 過去問の重要肢を中心に作られていることが多い
- 問われている論点がわかりやすい
何といっても一番のメリットは「スキマ時間で学習できる点」です。受験生の方の多くは、忙しい社会人の方でしょう。そんな方におすすめです。
一方、デメリットとして次の点があります。
- 実際の行政書士試験は択一式。消去法で正解を出す訓練にならない。
記述式、多肢選択式を別とすれば、行政書士試験の大半は択一式です。このタイプの問題は、「消去法(条文の趣旨などで判断する)」も効果的なテクニックです。
実際の行政書士試験では過去問にはない出題もあります。このような問題には、条文の目的や趣旨から正誤を判断することで、正答率が上げられます。
合格に向けて、このような消去法で解くトレーニングも必要です。これには年度別などの過去問題集での学習がベストです。
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